§…トラックタイヤ交換時の破裂事故…§

バースト事故についてのご協力お願い

§…トラックタイヤ交換時の破裂事故…§

4月10日、さいたま市にある陸上自衛隊大宮駐屯地で、大型ダンプカーのタイヤが空気を入れる作業中に破裂した事故で、意識不明の重体となっていた20歳の女性隊員が、13日にお亡くなりになりました。
 

タイヤを交換するために取り外した状態のタイヤに空気を入れる作業をしており、2人の隊員は、日ごろから車両の整備を担当していたという事ですが、私たちタイヤのプロもこの様な場面に遭遇するときがあります。

 

Q 大型車両といえ、タイヤが破裂したぐらいで人間が吹き飛び、しかも死ぬぐらいの威力があるのですか?普通の乗用車の場合はどうですか?

 

…上記のようなご質問を持たれる方も多いと思います。

 

★バースト
   破裂。タイヤに大きな負担等がかかり、一気に破裂すること。

★スローパンクチャー
   釘などが刺さってゆっくりと空気が抜ける現象。

 

この様に「破裂した」という現象は「バースト」と言い、「パンク」とは違う現象なのです。


 乗用車のタイヤの場合、エア圧は高くても280kPaくらいで、それでも年に何件かは事故にはなります。
トラック等のタイヤ…特に大型は、エア圧が8~900kPaくらいと高く、またエアボリュームも大きいので、破裂すると人はその圧でふっとびます。そのエネルギーは凄まじいです。
 弊社での作業場は、1Fにあり、2Fが事務所になっているのですが、バーストした時の爆発音と圧は2Fの事務所建物が振動で揺れ、その振動音でガラスが割れそうにビシビシと唸り、車でも突っ込んできたのかと思うほどです。


 特に旧式のチューブタイプでサイドリング止めのホイールだと、タイヤ組んでエアを張る時にリングが外れて数メートル吹っ飛んだ事例もあります。
ホイールごと吹っ飛んだとかタイヤが5mほど宙を舞ったとか…
全国で、年に何人もが大怪我、そして何件か死亡事故になっています…。


 このような痛ましい事故は作業スタッフだけの問題ではないのです。
ドライバー様が、もし運転の最中にバーストが起きてしまったら、破裂の衝撃でタイヤが原型を留めないぐらい破損し、地面との摩擦でホイールもかなりのダメージを受けます。また、走行中タイヤ1本を完全に失うわけですから、重大事故に繋がる可能性があります。
突然のバーストにより路肩を歩行していた人が、破裂の衝撃により大けがをしてしまったなどの事例もあります。


いくら危険とは言え、タイヤ一本交換するのはかなりの御負担と存じます。
ですが「まだ山があるから」と亀裂の入ったタイヤを使用続けたり、お持ちになられたタイヤが安全でないと判断したアドバイスにもかかわらずタイヤを組んでくれ!などという要望に答えてしまうと、このような悲しい事故がきえません。


どうぞ、この様な事故のないようにご来店のお客様、お取引会社様もご協力お願い致します。私どもプロとして危険や適正などお客様の安全を見守るべく安全チェックなど最高のサービスを御提供できるよう努力する所存でございます。
どうぞ、よろしくお願致します


最後に、
亡くなられた女性隊員の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

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